
酵素玄米や玄米を食べ始めたときに「好転反応が出る」と聞いたことはありませんか?
一方で「それは嘘」「科学的根拠がない」という意見もあります。
この記事では、酵素玄米・玄米と好転反応の関係について、
厚生労働省の見解や体験談をもとにわかりやすく解説します。
目次
1. 好転反応とは?
好転反応とは、漢方医学でいう「瞑眩(めんげん)」のこと。
漢方薬を飲んだ後に、一時的に症状が悪化するような反応を指します。
古典医学書『傷寒論』にも記載があり、主に薬を使った治療の文脈で使われてきました。
現代では健康食品や各種療法の説明でもよく使われ、
「体の毒素が出ている」「一時的な反応を乗り越えると良くなる」などと言われることもあります。
しかし、この説明に科学的根拠はありません。
2. 酵素玄米・玄米の好転反応は本当?
玄米や酵素玄米は健康食品ではありませんが、
長岡式酵素玄米の講習会などで「好転反応」が話題に上がることがありました。
主に次のような変化が「好転反応」と呼ばれることがあります。
- 頭痛やだるさ
- 下痢や便秘の変化
- 吹き出物が出る
- 一時的な眠気
ただし、これらは本当に「好転反応」なのかは不明です。
単に食生活の変化や食物繊維の摂取増加による一時的な体調変化の可能性もあります。
3. 厚生労働省の見解
厚生労働省は、健康食品の好転反応について以下のように警告しています。
健康食品を食べて体調が悪くなった時に
「それは毒素が出ている証拠」「反応が出るのは効果の証」などと言って
使用継続をすすめる行為は薬事法違反にあたる場合がある。
科学的根拠はなく、症状が出たらすぐに使用を中止し医療機関を受診すべき。
(引用元:厚生労働省 健康食品の安全性)
4. 実際の体験談と誤解されやすいポイント
酵素玄米を食べて体調が良くなった、便秘が改善したという体験談は多数あります。
しかし、それらをすべて「好転反応」と呼ぶのは正確ではありません。
- 例1:便秘が解消しお通じが良くなった → 食物繊維・水分摂取の効果
- 例2:体調が軽くなった → 栄養バランス改善による効果
こうした変化は栄養や食物繊維によるもので、
必ずしも「毒素排出」や「好転反応」が原因とは限りません。
5. 酵素玄米を食べて体調が悪くなったら
もし酵素玄米や玄米を食べて体調が悪化した場合は、次のように対応しましょう。
- 摂取を中止する
- 症状を記録する(発症時期・食べた量・症状の内容)
- 医療機関で相談する
特に下痢・腹痛・発疹・めまいなどが続く場合は、早めの受診が大切です。
6. まとめ
- 酵素玄米・玄米の「好転反応」に科学的根拠はありません
- 体調の変化は食生活の改善や栄養摂取の影響であることが多い
- 健康被害が出た場合は「好転反応」と自己判断せず、すぐに摂取を中止し医療機関へ
- 酵素玄米は栄養豊富で美味しいごはん。無理せず楽しく続けるのがおすすめ
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