棗は、薬膳的には、気血を補い巡りを良くする食材、漢方にもよく使われて
います。
参鶏湯にも使われている食材ですね。
最近では、スーパーでも良く見かけるようになりましたし、
積極的に摂りたい食材の一つです。
詳しくみていきましょう。
ドライ棗の効果
ドライ棗の効果についてです。
まず、棗とは、どのようなものでしょうか?
中国では世界三大美女で知られる楊貴妃が好んで食べ、
後に「一日食三棗 終生不顕老」(一日3粒の棗を食べることで、老いを防ぐ)という言葉も残っています。
なつめは「桃・栗3年、杏は4年、梨は5年、棗は1年で毎年実り金になる」と言われ、
縁起の良い食べ物とされています。
引用元:棗専門店https://natsumeiro.jp/story/
日本では奈良時代に渡来したと言われ、「万葉集」に登場。
平安時代の薬学書「本草和名(ほんぞうわみょう)」にも記述があり、
古くは薬として用いられていた歴史もあります。
昔は家の庭に植樹されており、生で食べるのが当たり前でした。
引用元:棗専門店https://natsumeiro.jp/story/
中医学では、五果(桃・栗・杏・李・棗)の一つです。
五果というのは、身体の健康を助けるために大切な5つの果物のことを指し、
棗は、脾胃の働きを助ける果物です。
棗は、大棗と言われる生薬名で薬膳にも漢方にもよく使われています。
ドライ棗は、棗を乾燥させたものです。
ドライ棗には、鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、
葉酸やナイアシンなどのビタミンB群、食物繊維などが豊富に含まれています。
鉄分は、プルーンの1.5倍も含まれているのだそうです。
薬膳的には、滋養強壮・養血安神・補脾胃作用などがあります。
ドライ棗の効果には
- アンチエイジング
- 貧血予防
- 体を温める
- リラックス効果
- 胃腸の働きを整える
詳しくみていきましょう。
1.アンチエイジング効果
棗には、ポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは抗酸化力があり、体のサビから身体を守ってくれます。
ポリフェノールの量が多いブルーベリーの4倍もあるのだそうです。
棗に含まれるパントテン酸やビタミンCは、コラーゲンを生成するのに重要な成分で、
肌のハリや髪の毛のツヤを保つ効果が期待できます。
2.貧血予防
豊富な鉄分を含み、赤血球を作り出すのに欠かせない成分である葉酸も豊富なことから
貧血予防ができます。
3.体を温める
棗は、漢方によく使われています。
風邪の初期に使われる「葛根湯」にも含まれていることから、体を温める働きがあることがわかります。
4.リラックス効果
棗には、ストレスを和らげる働きがあります。
イライラや不眠など精神を落ち着けたい時にも効果的です。
5.胃腸の働きを整える
脾胃の働きを助けること、食物繊維も豊富なことから胃腸を整える働きがあります。
ドライ棗の食べ方
ドライ棗の食べ方についてです。
ドライ棗、乾燥棗として売っていることも多い棗です。
ドライ棗は、お湯やお酒につけて戻して使います。
ドライ棗のレシピ
ドライ棗のレシピをご紹介します。
棗茶(薬膳茶)
材料:
- ドライ棗15g
- 竜眼肉10g
- 当帰1g
- 黄ぎ5g
作り方:
- 500ccの水に材料を入れ火にかける。
- 沸騰したら10分煎じて火を止め、容器に移し、全部飲んだあとは、お湯を足して一日中飲む
*夜中に何度も目が覚める時にオススメ
棗茶
材料:
- ドライナツメ・2個
- はちみつ・お好みで
- 水 500㏄
作り方
- 鍋にドライナツメと水を入れ火にかけます。
- 沸騰したら火を弱め15分~20分煮詰めます。
- お好みで蜂蜜を入れます。
鶏肉と冬瓜、なつめの薬膳スープ
材料
- 鳥手羽中・200g
- 冬瓜・1/4個
- 干し椎茸・3個
- ドライ棗・2〜3個
- 塩・小さじ1
- 松の実・大さじ2
- 昆布・5cm角1枚
作り方
- 鶏肉は、塩をふり、1時間以上おく。茹でこぼしてサッと洗う
- 干ししいたけは、水3cupでもどし、軸をとって4つ割りにする。なつめはサッと洗う。冬瓜は皮をむいて一口大に切る。
- 鍋に1と2、椎茸の戻し汁と松の実、昆布を入れて火にかけ、煮たったら塩で味を調える。
- 火を弱めて20〜30分じっくりと煮る
ドライ棗の効果!レシピ付まとめ
ドライ棗の効果!レシピ付まとめです。
棗には、アンチエイジング、美容、健康に嬉しい効果がたくさんあります。
上手に取り入れて健康的に綺麗になりましょう!
レシピも簡単ですので、是非、お試しくださいね。
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