精油は、ストレスを軽減しリラックス出来ます。
精油の効果や楽しみ方、マッサージのやり方についても
詳しく見ていきたいと思います。
精油の効果
精油の効果についてです。
精油は、植物の花や葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した
天然の芳香物質です。
香を嗅いだり、マッサージに使ったり、ホームケア、虫よけ、かび予防などの
ハウスキーピング、化粧品などさまざまな用途に活用されています。
精油は、中世の時代から医学に応用され、ヨーロッパでは、民間療法の
一つであり、薬としての役割をもっています。
精油が作用するには、大きく分けて二つの経路があると考えられています。
感覚器(嗅覚)から脳に伝わる経路と血液循環によって全身に伝わる経路です。
嗅覚から伝わる経路では、空気中の精油成分が呼吸によって鼻の奥にある
嗅細胞といわれるところに届き、この刺激が電気信号に変えられて
大脳へと送られ、「におい」として認識されます。
においが伝わる大脳辺縁系は、動物としての本能的行動や情緒を
コントロールし、直接身体の機能調整に関わってきます。
いっぽう鼻から吸い込んだ成分の一部は粘膜から血管に入り、
肺に入り込みます。
さらに肺胞という組織から再び血管に入って血液循環によって
全身をめぐります。
同様に皮膚に塗られた精油成分も皮膚内の末梢血管に入り込み、
そこから全身をめぐります。
どちらも身体に吸収される量は非常に微量ですが、
凝縮された成分は微妙な配分や種類によってさまざまな効果を生み出します。
特徴
- 強い香りを持っている
- 空気中に放置すると蒸発する
- 油に良く溶ける
- 水に入れると油のように浮く
精油は、植物だけを原料とする100%天然のものですが、
非常に凝縮されていて濃厚なため、時には、刺激が強すぎる場合もあります。
また、精油には、保存料が入っていないため、
空気や紫外線に触れると酸化しやすく時間の経過と共に劣化します。
使い方を良く守り安全に使用するようにしましょう。
精油は、私たちの心身・空気を浄化するなどさまざまな働きかけを
してくれます。
古来より使われており、キリスト生誕の際にも精油が使われたという記述も
みられます。
- ストレス軽減
- 抗菌作用
- 体内リズムを整える
- 薬理作用
精油4つの効果を詳しく見ていきましょう。
1.ストレス軽減
私たちの呼吸、体温調節、消化、ホルモン分泌などは普段意識しなくとも
うまく機能して生命を維持しています。
しかし、日常生活などのストレスがたまると不眠や消化不良などバランスを崩す場合があります。
このような時に精油の香りを嗅ぐことでバランスを調整してくれます。
精油の香は、鼻から直接大脳辺縁系に伝わりますので、
私たちの自律神経、内分泌系、免疫系のバランスを調整してくれる働きがあります。
生理前のイライラや生理痛、更年期障害など女性特有の症状を緩和させて、
リラックス効果をもたらしてくれます。
2.抗菌作用
精油には、抗菌力があり、フランスでは、抗生物質の代わりに
精油を用いた治療法が試みられる場合もあります。
3.体内リズムを調整
女性の月経周期や心臓の拍動、呼吸、睡眠時の脳波など私たちは、
生まれてから死ぬまで絶え間なくリズムを刻んで生きています。
しかし、不規則な生活が続いたりするとこのリズムを崩しがちになり、
不眠症や精神不安定などの症状を招いたりします。
この体内リズムを整えるためには、光が使われますが、
それと同様に精油には、体内リズムを整える働きがあります。
時差ぼけ解消のためにラベンダーを用いたりリズムを解消するのにとても役立ちます。
4.薬理作用
それぞれの精油には、数十~数百種類の成分が含まれ、
その中には、消炎、鎮痛など薬理作用を示す成分も含まれています。
古来から世界中で植物が打撲や傷の手当てに使われてきたのも植物のこうした薬理作用によるものです。
精油に含まれる数十~数百という成分は、互いに調整しあうことで作用を
発揮するため効果がマイルドなのが特徴です。
そのため、さまざまな療法に精油は使われています。
ダイエットにおすすめの精油
ダイエットにおすすめの精油についてです。
嗅覚は、脳に直接働きかけるので上手に精油を使い食欲を押さえたり
脂肪燃焼に役立つように使いたいものですよね。
ダイエットにオススメのアロマオイルは
- グレープフルーツ
- オレンジ
- スペアミント
- ローズマリー
などがオススメです。
ストレスを緩和し食欲を抑え気持ち良くダイエットが出来ることと思います。
瞑想に合う精油
瞑想に合うアロマオイルについてです。
香りは鼻からダイレクトに脳に伝わり、心身に働きかけ、
リラックス効 果をもたらします。
アロマの香りで心身の緊張が解れ、瞑想に入りやすくなります。
瞑想に合うオススメの4つのアロマについてです。
- サンダルウッド
- フランキンセンス
- ジュニパー
- シダーウッド
詳しくみていきましょう。
1.サンダルウッド
サンダルウッドのお香は、仏教やヒンドゥー教の寺院で焚かれてきました。
日本でも白檀と言われお寺や香道で使われてきました。
精神を落ち着かせ崇高な意識へと繋がる助けをしてくれます。
昔から瞑想や儀式で使われてきています。
2.フランキンセンス
乳香とも言われ、古代エジプト、バビロニアなどさまざまな文明で、
宗教儀式に使われてきました。
聖書にも登場し、宗教には欠かせない存在です。
瞑想に入る手助けをしてくれます。
3.ジュニパー
古くから魔除や宗教儀式で使われてきました。
浄化力が高いと言われています。
4.シダーウッド
浄化作用が高い香りでチベットやネパールで使われてきました。
お部屋の浄化にもオススメです。
精油の楽しみ方
精油の楽しみ方についてです。
体調や体質によっては、かゆみを感じたり刺激を強く感じたりする精油も
あります。
新しい精油を使う時は、必ずパッチテストを行ってアレルギーの異常が
ないかを確認しましょう。
また、テストだからといって、原液を直接肌につけてはいけません。
必ず希釈したもので行いましょう。
*精油の保管方法
精油は、光や熱、湿度などの影響を受けて変質しやすいデリケートなオイルです。
保管するときは、購入時の遮光瓶に入れたまま高温多湿の場所を避けて冷暗所に保管しましょう。
使用するたびにフタをしっかり閉めることも大切です。
精油の保存期間は、1年~1年半と言われています。
精油の楽しみ方は
- 香りを嗅ぐ
- アロマバス
- 手作りルームフレグランス
- アロマ湿布
- マッサージ
4つがあります。
詳しく見ていきましょう。
1.香を嗅ぐ
ハンカチに精油を1~2滴落として香を楽しみます。
(精油はシミになることがありますからハンカチの裏側に落としましょう)
ティッシュペーパーやコットンに1~2滴落として香を楽しみます。
マグカップなどにお湯を入れ、1~2滴落として香を楽しみます。
市販のアロマポット、アロマファン、アロマディフューザーなどを使って香を楽しみます。
2.アロマバス
バスタブや洗面器にお湯をはり、精油を加えて全身や手、足などをつけて行う入浴法です。
入浴は、精神的にリラックスすることで、自律神経やホルモンの働きを整える働きがあります。
また、気血のめぐりをよくしてくれます。
酸素や栄養素がたっぷりと細胞に届けられるようになり、新陳代謝も活発になります。
さらに精油を使うことで心身に一層の効果がもたらせるようになります。
全身浴
肩までお湯につかる入浴法です。
38度~40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかります。
一握りくらいの天然塩やエプソムソルトに精油を2~3滴混ぜて入れます。
足浴
くるぶしから下をお湯につける入浴法です。
フットバスとも呼ばれています。
フットバス専用の容器や器具も出ていますが、
深めの洗面器に40度~43度くらいのやや熱めのお湯を入れて足をつけます。
スプーン大匙1ぱいくらいの天然塩やエプソムソルトに精油を1~2滴混ぜて入れます。
全身の血液循環を促しむくみなどにも効果的です。
腕浴
二の腕から指先まで、腕をすっぽりお湯につける入浴法です。
洗面所のシンクを利用し、楽な姿勢で行います。
40度~43度くらいの少し熱めのお湯で行います。
スプーン大匙1ぱいくらいの天然塩やエプソムソルトに精油を1~2滴混ぜて入れます。
肩コリ・不眠などにも効果的です。
手浴
手首から指先までお湯につけます。
洗面器や洗面所のシンクを利用し楽な姿勢で行います。
40度~43度くらいの少し熱めのお湯で行います。
スプーン大匙1杯くらいの天然塩やエプソムソルトに精油を1~2滴混ぜて入れます。
肩コリ・頭痛・不眠、目の疲れなどにも効果的です。
アロマ手作り入浴剤
アロマ手作り入浴剤をご紹介します。
エプソムソルト:1cup
ヒノキアロマ:2〜3滴
ローズマリー、フランキンセンスとのブレンドもオススメです。
これらをビニール袋に一緒に入れて
シャカシャカと混ぜ合わせれば出来上がりです。
身体が芯から温まり代謝アップします。
長湯をするときは、ペットボトルのお水を持ち込みましょう。
精油だけ使ってももちろん大丈夫。
その場合は、直接湯船に垂らすのではなく
ビニール袋にお湯を入れ、そこで混ぜ合わせてから浴槽に投入してください。
こうすることで、新鮮な香りを逃がすことなく
気持ちよく入浴することができます。
3.手作りルームフレグランス
精油の香りをお部屋いっぱいにしてみます。
リラックス出来ますし、テレワークの合間のリフレッシュにもオススメです。
手作りルームフレグランス作り方
- 精製水:40ml
- 無水エタノール:10ml
- 精油:15〜20滴
予め50ml容器を用意します。
その中に精油、無水エタノールを入れ
良く振ってから精製水を加えて良く振ります。
冷暗所で1〜2ヶ月は、持ちます。
4.アロマシップ
アロマを含んだ熱めのお湯でタオルを絞り、痛みや疲れがあるところにあてます。
生理痛があるときには、おへそ回りや腰に当てるといいでしょう。
また、首・肩のこりがあるときには、首筋にあてるといいです。
冷たくなったらはずしましょう。
気血の巡りが良くなることで代謝もアップします。
5.アロママッサージ
アロママッサージは、精油の心地よい香りとキャリアオイルのなめらかな感触、
また、マッサージ効果の相乗効果で心身の疲れを癒すお薦めの方法です。
マッサージは、気血のめぐりを良くし、新陳代謝を促す働きがあります。
精油を希釈するオイルをキャリアオイルと呼びますが、
キャリアオイルもさまざまな種類があります。
キャリアオイルは、植物油でもっとも精油となじみやすく、肌への浸透性が
よく、美肌作用など有効な働きがあります。
使用方法は、
キャリアオイル10mlに対して精油2滴を混ぜるのが基本です。
アロママッサージの注意点
アロママッサージの注意点です。
1.キャリアオイル10mlに対して2滴の基準を守る
10ml容器が売っていますので、そこにキャリアオイルを小分けにして精油を2滴たらすと良いでしょう。
2.マッサージオイルは、出来るだけ1回ずつ作って新鮮なものを使うことがお薦め
残った場合は、遮光瓶に入れて、光があたらないようにしましょう。
3.初めて使うキャリアオイルや精油は、あらかじめパッチテストを行いましょう。
4.熱があるとき、擦り傷やケガをしているときは、マッサージを行わないようにしましょう。
5.満腹時や飲酒後もマッサージは避けましょう。
6.アロママッサージは、気持ちがいいと感じることが基本です。
マッサージのやり方詳しくは↓
精油の効果と楽しみ方!マッサージにも!まとめ
精油の効果と楽しみ方!マッサージにも!まとめです。
精油をコットンやティッシュに垂らしてベッドサイドに置くと
ぐっすりと眠ることが出来ます。
手浴、足浴、入浴や手作りルームフレグランスとして
お使い頂くことでストレスを軽減しリラックスできますね。
お風呂上がりのアロママッサージもオススメです。
簡単ですので是非、試してみて下さいね。
精油は、100%天然素材で信頼がおけるものを選ぶのがいいです。
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