発酵茶とは、ウーロン茶・紅茶のように発酵したお茶のことです。
発酵茶には、どのような効果があるのでしょうか?
ウーロン茶・紅茶は、見た目が似ていますが
どのような違いがあるのでしょうか。
詳しく見ていきたいと思います。
発酵茶の効果
発酵茶の効果についてです。
発酵茶は、酵素によって発酵されたお茶のことです。
お茶には、不発酵茶・半発酵茶・全発酵茶・後発酵茶と4種類あるそうです。
不発酵茶は、茶葉が発酵していない緑茶です。
半発酵茶は、発酵を途中で止めたお茶でウーロン茶があります。
全発酵茶は、発酵が完全に進んだ状態で紅茶があります。
後発酵茶は、茶葉に含まれる酵素ではなく乳酸菌などによって発酵させるお茶です。
プーアル茶があります。
(参照元:古賀茶業)
発酵茶の主な成分は
- 渋み成分でポリフェノールの一種タンニン
- 旨味成分のテアニン、
- 苦味成分のカフェイン
- ビタミン類(A、B1、B2、C、E)
- ミネラル(亜鉛)
です。
ビタミン類は、発酵度が低いお茶ほど含まれています。
薬膳では、発酵度の高いお茶ほど体を温めてくれる働きがあります。
発酵されていない緑茶は、ビタミンが豊富に含まれていますが
体を冷やす働きがあります。
夏の暑い時に冷えた緑茶は、体を冷やしビタミンを補ってくれます。
発酵されているウーロン茶やプーアル茶は、体を温める働きがあるので
冷え症の人にはおすすめです。
ホットで飲みましょう。
- タンニン
- テアニン
- カフェイン
の効果について詳しくみていきます。
1.タンニン
タンニンはポリフェノールの一種で渋味を感じる成分です。
タンニンは、抗酸化作用、抗菌作用の働きがあります。
紅茶の1〜2割の成分がタンニンです。
ウーロン茶に含まれるタンニンは、やや少ないようです。
2.テアニン
テアニンはタンパク質に含まれているアミノ酸の一種です。
テアニンは、ストレスを減らし脳機能の低下を
予防する働きがあると言われています。
お茶を飲むとほっとするのは、このテアニンの働きのおかげなのですね。
3.カフェイン
眠気覚ましにカフェインを摂るというように
カフェインには、脳や運動機能の働きを高める効果があります。
利尿作用や疲労回復、鎮痛作用などもあります。
ウーロン茶と紅茶の違い
ウーロン茶と紅茶の違いについてです。
ウーロン茶は、半発酵茶
紅茶は、全発酵茶でしたね。
発酵度に違いはありますが、どちらもホットで飲むと体を温める働きが
あります。
その他の違いについて見てみましょう。
ウーロン茶の効果
ウーロン茶ポリフェノールは、胃腸の働きを整え便秘解消に効果的です。
また、ダイエットにもおすすめです。
余分な脂肪を体外に排出してくれることで昔、流行りましたね。
紅茶の効果
紅茶に含まれるテアフラビンは殺菌効果があり
カップ1杯の紅茶を、5~10倍に薄めたうがいで、風邪などの予防に役立つという研究結果があり
紅茶でうがいすることが30年近く前に流行りました。
リラックス効果が高くほっと一息入れたい時にいいですよね。
脂肪の吸収を抑える働きがあるので血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
ウーロン茶・紅茶の副作用
ウーロン茶・紅茶の副作用についてです。
カフェインが入っているので、たくさん飲むと
夜眠れなくなるという人もいるのではないでしょうか。
私も夜たくさん飲むと寝つきが悪くなる時があるので
夜遅くには飲まないようにしています。
- タンニン
- カフェイン
についてもう少し詳しく見ていきましょう。
1.タンニン
タンニンは、鉄の吸収を抑制する働きがあります。
タンニンには、脂肪や糖の吸収を抑える働きがありますが
飲み過ぎると鉄分の吸収を抑制してしまうので
特に食後飲む場合には、1〜2杯程度にしましょう。
2.カフェイン
カフェイン中毒と言われるようにカフェインの過剰摂取には気をつけましょう。
カフェインは、中枢神経系を刺激するため
めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等に
つながるリスクがあります。
カフェインの体への影響には個人差がありますが
1日だいたい400mgが目安と言われています。
紅茶ですとカップ1杯60mgのカフェインの量なので
1日6杯までなら大丈夫な量と言えそうです。
カフェインには、血管収縮作用があるので
妊婦さんは、1日300mgまでなら良いというのがWHOの見解です。
子供の場合は、大人の半分くらいまでの量が摂取目安とされているようです。
ウーロン茶は、カップ1杯あたりだいたい30mgくらいなので
紅茶の半分くらいのカフェイン量になります。
発酵茶の効果!ウーロン茶・紅茶の違いは?まとめ
発酵茶の効果!ウーロン茶・紅茶の違いは?まとめです。
お茶には、美容・健康に良いとされている成分がたっぷりと含まれています。
また、発酵茶は体を温めてくれる働きもあります。
しかしどんなに良いものでも摂り過ぎは、体に良くないですので
適量を楽しく飲みましょう。
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